鳳hou

扇子を開いたときにより美しく見えるよう
あらゆる試行錯誤を繰り返し
たどり着いた形がこの鳳houです。

扇子の中骨と呼ばれる部分の竹を薄くしすぎると
割れやすくなり、厚みをもたすと、しなやかさがなくなります
そこで
ある程度の厚みを保ちつつ最適な細さ、曲線を描くことで
しなやかさが生まれました。

また、親骨部分を紙よりすこし大きくすることにより
紙の劣化を最大限に防ぐことができます。

扇子を開いた時に見える孔雀のような造形が
まるで鳳凰の尾のように見えることから

鳳houと名付けました。